Life time employment, Seniority-based system, In-house union
投稿日:2024/9/26
日本的雇用慣習に、「終身雇用」「年功序列」「企業別労働組合」という3つの特徴があります。
この3つは従業員にとって「三種の神器」ともかつて呼ばれ、日本の雇用の基本でした。
その訳がタイトルです。
Life time employment, Seniority-based system, In-house union
なくなりつつあると言ってもまだまだあらゆるところで健在です。
筆者はこの3つとも存在している日本の企業をたくさん知っております。
海外の同僚・友人にここら辺を説明すると、かなり面白がられます。
終身雇用なんてないです。あまりにも長い年月同じところに勤めていると、むしろ「アイツは行くところがない」と揶揄されます。
昇給昇進はスキル、経験、能力、結果で決まります。決して年齢では決まりません。
企業内組合は珍しく、だいたい業界別組合が主流です。アメリカでいう自動車労働組合などですね。
筆者(まだ若かった)が駐在していたとき日本人の責任者が変わりました。同僚は、筆者が社内で昇進し責任者になると思っていたそうです。製品も知っている、客も知っている、文化も分かる、社内事情も分かる、言葉も分かる、現地だったらまずそうなるだろうと。ところが、日本から新たに年配の責任者が送り込まれると知った同僚は、これが日本の年功序列かと唸りました。
今は遠い昔の話になりますが、筆者が責任者になるだろうと思っていてくれたことは、とてもとても名誉で光栄なことでした。