2023年度 第3回 準1級 長文 問38

投稿日:2024/5/3

長文読解問題の解き方を過去問実例を使ってここに記します。

2023年度 第3回 準1級 長文 問38を取り上げます。

まず、page 12に問題文があります。次のページに問38-41があります。

問題文は4段落です。問は4つです。

第一段落は、1問目(問38)に対応します。

第二段落は、2問目(問39)に対応します。

第三段落は、3問目(問40)に対応します。

第四段落は、4問目(問41)に対応します。

ポイントは、段落ごとに問いが設定されていることです。

また、1問目(問38)を解くのに、他段落を見なくても良いです。

1問目(問38)の答えは、第一段落内にあります。

2問目(問39)の答えは、第二段落内にあります。

以下同様です。

たまに、段落数以上に問いがある場合がありますが(4段落に5問)、最後の問題は全体を問う体裁になっていることがほとんどです。

 

1問目(問38)の選択肢を見ます。

正解は選択肢1です。一つ一つ検討していきましょう。

まず、正解の選択肢には必ず対応している本文の箇所があります。

1) Efforts to ensure that a wider range of students are able to attend elite universities have not always been successful.

(より幅広い学生がエリート大学に進学できるようにする取り組みは、必ずしも成功しているわけではない。)

上記に対応している本文の箇所は下記です。

While these attempts initially led to improved admission and hiring rates for disadvantaged people, there are indications that people with higher incomes have come up with ways to gain an unfair share of educational opportunities.

(こうした試みは当初、恩恵を受けていない人々の入学率と雇用率の向上につながったが、高所得層が教育の機会を不公平に得る方法を思いついたという兆候もある。)

 

対して、間違いの選択肢には、「そんなこと本文に書いていない」という箇所がはっきり出てきます。これを特定できたら、楽にその選択肢を切れます(除外できます)。

選択肢2に、great progress has been made recently.(最近大きな進歩が見られた。)と出てきますが、こんなこと本文に書かれていません。

選択肢3に、than efforts to open up companies.(企業を開拓する努力よりも。)と出てきますが、こんなこと本文に書かれていません。

選択肢4に、unless it first comes to ordinary schools.(まず普通の学校に来ない限り。)と出てきますが、こんなこと本文に書かれていません。

 

英検の長文問題には「なんでこの選択肢が正解になるのか分からない」というようなことはほぼありません。

よって、正解の選択肢には、必ず対応する本文の箇所があります。

対して、不正解の選択肢には、そんなことは本文に書かれていないという箇所が必ずあります。

これらを念頭において取り組んでください。

 

(なお、本文の内容がだいたい理解できるということを前提にして記述しております。もし、本文が何言っているか分からない状態で解いているなら、まず語彙力を上げる努力をしてください)

 

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