英国留学に必要なIELTSスコア。宿題⇔フィードバックの好循環により、わずか4か月で目標達成!
投稿日:2025/7/29
私は今年(2025年)の1月から受験をする5月までの約4ヶ月間にわたりIELTSのためのレッスンを受講しました。ユージン先生とは主にライティングとスピーキングのレッスンを行い、MASA先生にはリスニングとリーディングを教えてもらいました。
IELTSを受験した理由は、イギリス・ウェールズにある University of South Wales という大学に入学するためにIELTSのスコア(Academic)を4技能それぞれで5.5以上、全体で6.0以上取得する必要があったからです。
この大学には Football Coaching and Performance というコースがあり、サッカーのコーチングや分析について専門的に学び、欧州の高いカテゴリで指導するためのライセンス(UEFAライセンス)を四段階のうち最初の二段階を在学中に取得することができます。欧州でサッカーのコーチ、監督として働きたいという自分の目標に合ったこのコースで勉強するために、IELTS受験の準備を始めました。
二人の先生にサポートしていただき、4ヶ月という限られた準備期間で、
リスニング7.0、リーディング6.5、ライティング6.5、スピーキング6.0、全体6.5
という大学が設定したスコアを上回る結果を出すことができました。
※2025.1.19 レッスン受講前に受検したオンライン模試
リスニング5.5 リーディング6.0 ライティング5.0 スピーキング -
レッスンを受講した4ヶ月の中で最も重要だったのは、素早く、多くのフィードバックを得られたことでした。勉強を始めるにあたり、何度もトライしてフィードバックを受け、進んでいる方向性が正しいことを確認しながら進めていくことが大事だと考えました。最初から完璧な文章を書いたり音声を100%聞き取ったりすることは不可能ですし、量をこなし頻繁にフィードバックを受けることで改善のスピードが上がっていくからです。
本格的なレッスンに入る前にこの考えを先生と共有し、レッスンの時間には限りがあるため、毎回のレッスン終わりに先生と宿題を設定し、レッスンの時間は先生からの宿題に対するフィードバックに当てることができるようにする、と話し合って決めました。
私の場合は毎週レッスンを受けていたため、宿題に対する先生からのフィードバックを通してその一週間で改善できたポイント・まだ改善できていないポイントを把握できることになります。一週間という短いサイクルで出来る限り多くのフィードバックを受けられたことで、常に自分の現在地と次に克服すべき課題を認識した状態で学習を進めることができ、着実に成長することができました。
具体的なレッスン内容も紹介します。まずはユージン先生とのライティングのレッスンです。教材にはIELTSの過去のテキストに載っているライティング問題を使いました。ライティングには二つのタスクがあり、設定されたテーマについて作文を書きます。ユージン先生には、文法ミスや単語の持つ細かなニュアンスの違いはもちろんですが、作文を通した主張の一貫性や客観性を持たせる書き方など、作文全体の構成についても教えてもらいました。
テーマは多岐に渡るため論を組み立てづらい場合もあるのですが、作文そのものの扱い方について教えてもらったことで、テーマに関する知識が限られていたとしても安定した組み立てをすることができるようになりました。
次にMASA先生とのリスニングのレッスンです。ここではIELTSのリスニング音声を使い、約1.5倍の速度で聴いて書きとるディクテーションをしてもらいました。まずは倍速の音声を聴いて出来る限りわかる範囲で書き取りますが、当然のように全ては聞き取れません。その後答えを確認して、ここはこう言っていたのか、と理解します。この流れを繰り返すことで、少しづつ倍速の音声の会話に耳が慣れていきます。
スピードアップした音声を聞くことは試験本番ではあり得ないのですが、倍速の音声の方が聞き取る負荷が高いので、倍速に慣れてくると普通のスピードの音声のリスニングが段々と簡単に感じられるようになります。試験では練習よりゆっくりな音声を聴いていることになるので、試験本番のリスニングでも少し余裕を持つことができ、事前に実施した模試よりも高いスコア(7.0)を出すことができました。
インターネット上で実施できる模試などももちろん行いましたが、それはあくまで試験へのリハーサルのようなもので、土台にあるのは二人の先生とのレッスンを通して常に学習の進捗を確認しながら課題を一つずつ克服できたことです。
また、ユージン先生とMASA先生には私の考えや質問を毎度受け止め、オープンに議論し、時にレッスンの方向性を見直しながら進めて頂いたので、試験へのプロセスそのものがとても有意義だったと感じます。
二人の先生と双方向のやり取りを通じて改善を重ねられたことで、限られた準備期間で大学入学に必要なスコア以上のスコアを出すことができました。ありがとうございました。
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