「負荷をかける」

投稿日:2025/2/20

英検の目標級に短期間で合格したい場合に、筆者はリスニングに力を入れています。

何故なら、リスニング力を向上させるのが非常に時間がかかるからです。

対して、単語や文法は覚えようと思えば一晩ででも覚えられます。

 

そのリスニングですが、特にディクテーションをやっています。

そしてシャドウイングもします。そうすると4技能が全て同時に学習できます。

 

もっと言います。

リスニングは再生速度を2倍速にします。

さらに目標級の1級上の教材を使います。

 

2級を目指すなら、準1級のリスニング教材を2倍速で聞いて書いて声に出して読むということになります。

数カ月で違いが出てきます。

 

考え方は「負荷をかける」です。

トヨタの製造現場の考え方と同じです。

トヨタのカンバン方式 "Kanban"とかカイゼン "Kaizen"て英語になっていること知っていますか。

前職のメーカーも製造現場で採用しておりました。

海外のお客様の工場案内を何度かやりましたが、本当に"Kaizen!"と反応する方おりました。

 

カイゼンとは、業務や処理手順などを見直して今よりももっと効率化を考え、より良い状態を創る取り組みのことです。

具体的には、コンベヤスピードを上げるんです。

新たな製造ラインを作るとしますよね。

まず、流してみる。そうするといくつものエラーがあり、ラインは頻繁に止まる。

慣れて来ると、段々エラーが少なくなり、スムーズに流れて行く。

しかし、それを良しとしないのがカイゼンです。

スムーズに流れているのは問題がないからでなく、問題が隠れているからだという考えをします。

その問題のあぶり出し方が、コンベヤスピードを上げることです。

そして、また

いくつものエラーがあり、ラインは頻繁に止まる。

慣れて来ると、段々エラーが少なくなり、スムーズに流れて行く。

これをもうこれ以上コンベヤスピードが速くならないというところまで繰り返します。

 

作業される方は大変です。

でも、だいたいスピードに慣れて来るんですね。

 

議題に戻りますが、リスニングも同じです。

2倍速でも1級上でも耳が慣れて行きます。

書けるように話せるようになります。

そうしたら、本来の目標級の題材が簡単に遅く聞こえるのです。

 

「負荷をかける」

これをやっています。