TOEICで大規模な不正

投稿日:2025/6/5

先日、TOEIC試験会場にて不正が摘発されました。

ニュース読む限りでは組織だった大規模な不正だと思われます。

TOEIC不正受験 中国カンニング業者に取材接触 替え玉は80万円 高得点保証も

 

今回は、その事件自体を論じるつもりはありません。

今後TOEICはどうなっていくかです。

 

今後もTOEICの影響力は強いままだと思います。

場合によっては、さらに強くなる可能性があります。

 

時代によって流行り廃りがあり、伸びる市場もあれば無くなる市場もあります。

特にTOEICは、日本でしか通用しないので(アジア除いて、海外では認識されていない)もっと世界的に認知度がある英語資格試験に置き換わることもあり得ると思っておりました。例えば、IELTSなど。筆者が関わったところで言うと、オーストラリア労働ビザ、イギリス留学ビザでIELTSのスコアが必要でした。ところが、TOEICが海外から求められたことはありません。国内の日本企業において昇進の基準としてTOEICスコアが求められていた生徒さんはおりました。

 

しかしながら、学生は英検、就職にはTOEICのように固定化され、このように不正も起こることからほぼ人気は不動のものと言って良いでしょう。

TOEIC L&Rなんてスピーキング能力を一切評価しないのですから、むしろ4技能を評価する英検の方がその点では優れているわけです。

しかしながら、このような不正も摘発された行われたわけですし、今後もTOEICの権威は落ちないと思います。

そして、模倣犯も増えます。

逆説的に聞こえるかも知れませんが、模倣犯も増えれば全体的に受験者も増えます。

受験生が増えれば、今後も変わらずTOEICの人気は変わらずでしょう。