好きなことを勉強するということ

投稿日:2024/10/29

 

時代は変わります。

今、人気のことは、20年後にも変わらず人気とは限りません。

同じく、今人気でないことは、20年後も同じく不人気とは限りません。

だから、好きなことを学ぶんです。

就職に役に立つからとか、ツブシが効くとか、そんな理由で学ぶことを選んではいけません。

 

20年以上前に大学生だった筆者は、冬ソナブームを知っています。

ところが、当時は世代が上の方々が騒いでいるだけで、社会現象ではありましたが、違う世界の話だと思っておりました。

筆者は、言語を学ぶ大学に通っておりましたが(ちなみにその大学はもうこの世に存在しません)、韓国語を学ぶコースは特段人気でもありませんでした。

だって、冬ソナブームって関係なかったもの。

学内ではマイナー言語とかメジャー言語とか専攻言語コースを指して言っておりましたが(深い意味はありません)、少なくとも韓国語コースはメジャーの部類では捉えられてなかったです。

今、見てください。こぞって若い方たちが韓国語を学んでいます。

高校も大学もわざわざクラス・コースを新設しています。

 

20年前にこのことは予想されていたか。まったくされていませんでした。

ベトナム語もそうですね。間違いなく、在学中はマイナー言語扱いだったと思います。

今や日本の中小企業がこぞってベトナムに進出しています。

当時、ベトナム語を学んでいた学生は、引く手あまたのはずです。

ただ、悲しいかな。あの時は就職氷河期真っただ中で、ベトナム語を学んでいた学生(その他の学生すべてでしたけどね)が恩恵を受けたとは記憶しておりません。

 

就職に有利とかツブシが効くなんて、瞬く間に変わってしまいます。

だったら何が正解かというと、好きなことを学ぶ、これに尽きます。

時代が変わろうが、人気になろうがなろまいが、好きな事を学んだのですから、後悔はないはずです。