Back door to the UN

投稿日:2024/12/3

 

実は、筆者は国連で働きたかった時代があります。

うんともっと昔のことですね。

ところが、国連で働く最低条件がありました。

大きなところで、修士、三か国語です。

二つとも持っていなかった(今もない)筆者にとって、ハードルとして高く、それでも諦めきれない夢でした。

 

駐在時代に、国連で本当に働いていたマネージャーが入社して来たことがあります。

ある日、彼に直接ききました。

自分は国連に行きたい、しかし条件がクリアできないと。

そしたらこう言うんです。

国連にはな、表口と裏口があるんだぞ。

There is a front door and a back door to the UN.

オレは、高卒で英語しか喋れない。でも確かに国連で働いていた。

 

そして業界が狭かったのでこの事も筆者は聞いていました。

彼は国連でもマネージャーのポジションにいました。

 

では、どうしたかと言うといたって簡単です。

紹介を受けた。

しかし、次がポイントでした。

人材が不足していれば、国連でも建前を除外する。

 

修士、三か国語なんて表に掲げている建前です。

欲しい人材が来なければ、建前は形骸化します。

 

結局、国連への興味は薄らぎましたが、この何に対しても表口(建前)だけが方法じゃないと知れた事は大きな収穫でした。

ただ、間違えてならないのは、彼は仮に高卒であっても、裏口と本人は言っていても、その職種に関して言えば、非常に優秀でした。