日本メーカーの生き残る道
投稿日:2025/3/5
今、バンコクに来ています。
1週間、お客様まわりです。代理店、ユーザーを訪問しております。
日系商社、日系メーカー、日系メーカー代理店、どこを巡っても、不景気な話しか聞きません。
タイ国家のEVシフトにより、ほとんどがガソリン車生産の日系自動車メーカーが大打撃を受けております。
タイ経済が悪い悪いと言われているのは、日系自動車産業が足を引っ張っているからだけで、他のタイローカル、中韓台企業はすごく活発に設備投資、採用、昇給を行っているそうです。
昨日訪問したある日系メーカーの代理店をしている企業の社長に言われました。
「私は日系メーカーの行く末を非常に心配している」と。
彼自身も生き残るために中国製の商品をOEMしています。
しかし、(彼曰く)日本製の大型機械を売るため、工場に足がかりを作るためだそうです。
それでも自社輸入よりもっと安い中国製の商品が出回っているそうです。
そして、品質もそこそこ良い。
こうなると太刀打ちできません。
筆者も「半額にしてからもう一回来い」とか普通に言われます。
詰まるところ価格では勝てません。
値段引いても無理です。こちらが目一杯引いても、相手方はもっと引けます。
ですので、中高機能、高付加価値、この路線に行くしかありません。
高売りするのです。安売りでなく。
数は出なくなりますが、ある一定の実績は作れます。
筆者もこちらに舵を切って行こうと思っています。