就職氷河期世代は教員採用試験倍率が過去最高を記録

投稿日:2025/4/17

就職氷河期世代は教員採用試験倍率が過去最高を記録

就職氷河期世代は教員採用試験倍率が過去最高を記録し、免許状を取得したものの、採用に至らなかった者が約100万人いると推計される。

 

筆者の大学時代、たくさんの学生が教職課程をとっていました。教職課程とは、教育職員の普通免許状の授与を受けるのに必要な単位が修得できるよう所定の科目等を設置したコースです。卒業に必要な単位とは別で単位を取得しなければなりません。

筆者が取っていた科目がたまたま教職課程にかぶっていたら、そのような学生がわんさかいました。外国語大学ですので、英語教員になるのが大半でした。

当時から既に学校の現場は疲弊していると言われていたのに関わらず、非常に多くの学生がいました。

筆者は教師になるつもりは一切なかったのですが(そして今スクール講師になっていて、10年以上も続けている事を思うと、人生って分からないものです)、こんなにたくさんの学生が教師を志望するなんて日本も捨てたもんじゃないなと思ったことを覚えています。

 

ところが、氷河期真っただ中の私たちには就職先もなければ、教師になる口もございませんでした。

筆者の周り(特に後輩が多かったです)も、全然決まらなかったです。

まず公立には採用されませんでした。よくて非常勤でした。

 

そして今は教員不足だそうです。氷河期世代は割を食っているとつくづく思います。すごく振り回されていると思います。