Resilientであること
投稿日:2025/7/26
レジリエント(resilient)は、「弾力性のある」「回復力のある」「立ち直ることができる」などの意味を持ちます。
よって、大災害後の復興に対してもResilienceが使われます。Resilienceは再起力でもあります。
記事を読んでいて、上記の英単語が浮かびました。
「ささやき女将の記者会見」で全てを失った…船場吉兆の"次男坊"が「6畳のワンルーム」から起こした復活劇
記事の中でこんなくだりがありました。
「 『湯木さん、いつかあんたが自伝を書くとしたら、ここは『吉兆のボンボン』の再スタートにぴったりの場所ちゃうか』 そう言って励ましてくれたのは、事件直後から尚二さんを支え続けた、お好み焼き千房の会長中井正嗣さんだった。」
千房の会長中井正嗣さん。思い出したことがありました。
何年も前に、事業継承されたご子息の講演を聞きに行ったことがあります。
世代も筆者と近く、考え方は今時です。経営に対する考え方も合理的だと思いました。
確か経営の合理化の話をされていたのだと思います。
ところが会長にこう言われたそうです。
「何やて。だったら、お前は子どもの出来が悪かったら、そいつを捨てるんか。」
数多くのセミナーを聞きに言っておりますが、上記の言葉は特に印象に残った言葉であります。
『湯木さん、いつかあんたが自伝を書くとしたら、ここは『吉兆のボンボン』の再スタートにぴったりの場所ちゃうか』なんて中井正嗣さんが言いそうな言葉ですね。
他にも学歴、非行歴、身元保証人などを一切問わず採用してきたことや、元受刑者の就労支援に取り組んでいることも知られています。
「浪花節は聴くもんで、歌っちゃならねぇ」とどこかで読みました。
浅田次郎先生の小説だったか。でも、代表作の一つ、天切り松 闇がたりにはそんな人物しか出て来ません。
でも、筆者はそういう人が好きです。