通訳だったら大使館が無料で用意してくれた

投稿日:2025/8/11

むかーしむかし、自営業だった頃、あるプラットフォームから仕事の依頼がありました。

ニューヨークの食品メーカー(スタートアップ)で、日本の展示会に出るので現地での準備を含めたアシスタントを探していました。

オンラインにて面談があったことを覚えています。

それに先立ち一番悩んだのは、日当いくらにしようかだったと記憶しています。

 

筆者は最初通訳の仕事だと思っていました。

しかし、展示会前に、紙コップの準備、ある家電製品の購入も必要でした。

準備、購入、展示会場への持ち込み、展示会期間中の通訳・補助、会期後の撤収なども含めての仕事の依頼でした。

 

その事前ミーティングでこう言われました。

「通訳だったら大使館が無料で用意してくれたんだ。しかし、必要だったのは展示会前から自分たちの手足となって働いてくれる現地にいる人間だった。」

 

大使館はそこまでやってくれない。だから仕事を頼んだのだと。

 

 

この言葉、非常に重要ですよね。

なぜ仕事を頼まれるか、頼まれないか。

公的機関が無料でやってくれるのは何か、やってくれないのは何か。

 

転じて、今この時代AIができることは何か、できないことは何か。

AIでなく、自分にしかできないことは何か。

 

常にこう考えていけば、これからの世の中も生きていけると思います。