人生のおう歌の仕方
投稿日:2024/7/6
ヨーロッパの人々、特にラテンの人々は人生のおう歌の仕方を知っております。
夏休みの取り方がハンパじゃない。
当たり前のように3-4週間とります。
昔、まだ筆者が新入社員だったころ、まだ日本の会社では夏休み(お盆休み)が3日間だったころ、担当していたフランス代理店の担当者が1か月近く休みをとり出社して来なくなることは衝撃でした。
当時、新卒で世間知らずだったので、上長との定期面談でそんなことを言ったんですね。何で私たちは3日なのにフランスは1か月なんだと。
そしたら、直属の上司が真面目で優しい方だったので、こういうことはちゃんと答えないといけないと思ったのか、わざわざ部長まで呼んで来て、じきじきに説明を受けました。
「そういうもんやねん!」だけで説明は終わったような気がしますが、当時は理不尽きまわりないと思いました。
同じ業界で同じ製品を取り扱っているのに、なぜこうも休暇の長さが違うのだと。だったら私たちも1か月とっても問題ないのではないかと。
それから、あれから会社もFree Summer Vacation (通称 FSV ある一定の期間の中で自分の夏休みを自由に取って良い)を導入したり、社会全体がワークライフバランスに舵を切っていったりしました。
日本の働き方改革はまだまだ道半ばですが、あの時よりかは幾分かマシになりました。
なお、人生のおう歌の仕方では、イタリアは群を抜いています。
フランスは1か月と言えども、スタッフは交互にずらして休みを取って行きます。仮に担当者がいなくとも緊急時は誰か他の人がカバーすることを念頭においています。
その点、イタリアは違います。会社ごと1か月しめます。これ本当です。イタリアの代理店はしめていました。
客がどうのという発想はございません。
ですからイタリア製品の1年保証は1年でないと言われています。実質11か月保証だと。
何故なら8月は会社自体が閉まっていて、誰も電話取らないから。
信じられないなら、フェラーリなんかを買って、8月にイタリア本社に電話をかけてみてはよいでしょう。