イギリス留学 手続きまとめ(必要書類・IELTS・犯罪履歴証明書・学生ビザ申請など)

投稿日:2025/10/13

 この度、インパクト英会話の生徒さんが、見事、イギリスの大学への進学という大きな夢を実現されました!

つきましては、お母様から「同じような進路を目指す方に少しでも参考になればと思い、教室の皆様に大変お世話になったお礼を兼ねて、入学までの経緯を書き記したい」との温かいご依頼を受け、こちらのブログでその貴重な体験記をご紹介させていただく運びとなりました。

私たち講師・スタッフ一同、生徒さんの努力が実を結び、生徒さんが望まれるサッカーコーチングの世界トップレベルの教育機関へ進まれたことは、この上ない喜びです。

この貴重な体験記が、未来の留学生や保護者の皆様にとって、具体的な一歩を踏み出すための励みやヒントになることを心より願っております。

ぜひ、留学までの道のりや準備について、じっくりとご覧ください。

 

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大学: University of South Wales(サウス・ウェールズ大学 英国/ウェールズ)

学部: Football Coaching and Performance(サッカーのコーチングや分析)

入学時期:2025年9月(19歳)

在籍期間:3年(学位取得)

 

 入学手続きスタートから渡航までの流れを振り返り、表にまとめました。我が家の場合、本人が海外進学を決意したのが2024年の年末だったため、そこからかなりタイトなスケジュールで入学準備をしました。学校関係書類(C)や犯罪履歴証明書(E)は早くから取得できませんが、A,B,Dなど時間をかけて取り組めることもたくさんあるので、留学を検討し始めた時点から少しずつ準備されると時間にもゆとりが持てるのではないかと思います。うちはとにかくドタバタでしたので、下記はおすすめできるスケジュールではありませんが、何かひとつでもご参考になれば幸いです。また、準備全般を本人主体で進めたため、あくまで私が把握している範囲での記述となる点、ご了承ください。

 

イギリス留学 手続きまとめ表

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A 大学とのやり取り

 問い合わせや書類提出など、本人が大学の担当部署とメールでやり取りしました。エージェントなど留学専門サービスは利用せず、インパクト英会話でサポートを受けながら、自らが一連の入学手続きを担いました

 

B 自己申告書・履歴書・(職場等からの)推薦状

 自己PR + 他者からの推薦文が必要 ※英文提出

 

C 成績証明書・卒業証書・(高校からの)推薦状

 通信制高校に在籍しており、学校関係の証明書は全てWeb申請 ※英文発行

 

D IELTS

 出願学部では、全体スコア6.0以上(かつ4技能各5.5以上) が必要

 

E 犯罪履歴証明書

 こちらも必須  警察と外務省が関係する手続き

 

F その他

 主だったものを記載 実際は他にも色々あったと思います

 

年始早々に、初めて大学に問い合わせました。一向に返事がなく心配でしたが1月下旬に返信があり、必要書類やIELTSのスコアなど出願要件が示されました。

 

ここまでIELTSの勉強をほとんどしていませんでしたが、一度実力を測ろう、ということでオンライン模試(無料で受検できるサイトがいくつもあります)を受けました。規定ラインまであと少しのスコアだったので、意外といけるのでは!と今秋入学の機運が高まりました。そこからインパクト英会話で2人の先生にそれぞれ週1回ずつ指導してもらい、力をつけていきました。結果、5月中旬の本番試験で一発スコアクリアが叶いました。短期集中で濃密なレッスンを提供して下さった先生方には大感謝です。

IELTS対策については、本人も感想を寄せています

英国留学に必要なIELTSスコア。宿題⇔フィードバックの好循環により、わずか4か月で目標達成!

 

2月下旬に自己申告書が受理され、3/10までに履歴書(職務経歴書)と職場からの推薦状を提出するよう指示がありました。※サッカーチームのコーチをしていたため、その経歴に基づく書類

先生に自己申告書・履歴書のブラッシュアップや推薦状(5名分)の添削をサポートしていただきました。

 

学校関係書類は、英文証明書も全てWebで申請でき条件が整ったものから順次発行してくれたため、とてもスムーズに取得できました。

 

Conditional Offer Letter発行【1回目】

このLetterには、まだ達成できていない条件が記されています(IELTS、学校の推薦状、犯罪履歴証明書、学費デポジット)

 

犯罪履歴証明書を取得すべく大阪府警察へ出向いたところ、「イギリス留学という目的では通常発行していないため、外務省に連絡し特別発給の手続きを」とのことで、外務省へ電話&メール。必要書類をメール送付し、約10日後に警察へ取り次ぐ旨の連絡あり。6月上旬に警察で指紋採取を行ない、6/20に証明書取得。申請から取得まで約1か月かかりました。

また、犯罪履歴証明書は「開封無効」のため、国際クーリエ(宅急便サービス)で原本を送りました。早く確実に着いて欲しかったため、FedExを利用。先生に手順等アドバイスしていただきました。本人が南港のセンターに持ち込み、約1.5日後に大学に届きました。

 

大学から面談を要する旨の連絡があったようで、日程をすり合わせ電話面談。こちらから質問を用意していましたが「それは後ほどメールで問い合わせてほしい」とのことで、電話面談は本人確認の意味合いだったようです。

 

学校の推薦状は、校内選考を通過した上で大学が提示する成績をクリアしてることが条件だったため、IELTSの試験クリア後に推薦状が発行されました。本人を通さず、高校から大学へ直接メール送付されました。

 

Conditional Offer Letter発行【2回目】 

このLetterには、まだ達成できていない条件が記されています(犯罪履歴証明書、学費デポジット)

 

CASではなくConditional Offer Letterが発行されれば学生寮に申し込めるため、部屋を押さえるべく6月中旬に申し込み。

 

CAS発行までの最後の条件は、年間学費の半額を先払いすること(デポジット)。支払い完了することで、入学条件を全てクリアしました。ちなみに、サウスウェールズ大学の学費・寮費の支払い方法は、専用の決済フォームを利用し、クレジット/デビット払い もしくは 海外送金 です。

 

CAS sheildという入学手続きやビザ申請を管理するオンラインシステムで、デポジット支払い後CASの進捗が円グラフで示されるようになり、約一週間後にCASが発行されました。

CAS shield 1 CAS shield 2

 

ビザのオンライン申請では、CAS番号のほか、ビザ申請料と3年分の健康保険料合計65万円程度の支払いが必要でした。支払いを済ませないと申請を先に進めることはできません。申請完了後、ビザ申請センターへの訪問予約をしました。予約日に訪問し生体認証を行ない、あとは発給を待つのみ。

 

※イギリス留学のビザ申請において「資金証明が必要である」という情報が多くのwebページに記載されています。イギリス留学における資金証明とは、学費・生活費1年分相当の預金残高を証明するもので、預金通帳の写しとその英訳、親の口座で証明する場合はプラス戸籍謄本とその英訳・同意書が必要であると。ここについてはビザ申請前に相当調べました。英訳は翻訳認証機関でないといけないのか、任意の証明書付き翻訳サービスでいいのか、自分が翻訳してもいいのか・・・。翻訳機関に指定はない、との情報を得たので、イギリス留学の書類翻訳に実績のありそうなWebサービスに依頼しよう、とあらかじめ目星もつけていました。

で、いざ申請してみると・・・、資金証明は不要でした。

「Differential Evidence Requirement(ディファレンシャル・エビデンス要件)」というビザ申請プロセスを簡素化する制度があり、日本はその制度の対象国のようです(追加で資金証明が必要になる可能性あり、との注釈はあります)。

 

IELTS資格が 通常版ではなくfor UKVI(留学やビザ申請用で、通常版より受験料が高くテスト環境も厳格)でなければならない、という情報も一部ありますが、我が子の場合は通常版で大丈夫でした。先生もブログに書いて下さっています。UKVIは必要か 

結局、ビザ申請に必要だったのはパスポートのみで、2週間後に学生ビザを取得しました。

 

8月からは渡航に際して必要な諸々の手続きを行ない、出国し9月中旬に無事入寮・入学することができました。

 

インパクト英会話の先生方や代表・宮原さんのご指導やアドバイスがなければ、今秋入学は叶わなかったと思います。間違いなくあと1年かかっていました。本人にとっても私にとっても全てが初めてで分からないことだらけだったので、教室のサポートがなければそもそも入学にたどり着くことすらできなかったかもしれません。レッスン内外で手厚くサポートしていただいたこと、改めて感謝いたします。本当にありがとうございました。

 

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