Yuki Mania! の語源 誕生の経緯

投稿日:2026/3/19

シカゴ・ブルズでプレーしている河村勇輝選手が大活躍ですね。

90年代初頭にNBA Finalsでマジック率いるレイカーズ対ジョーダンを擁すブルズを観ていた筆者としては非常に感慨深いです。

当時、まずNBAで日本人がプレーするなんて夢のまた夢で、ましてやBullsなんていう名門でなんて、もし口にしようなら「何、寝言いってんだ」と総袋叩きに遭うぐらいの勢いでした。

 

ところで、河村選手が素晴らしいプレーやスコアをすると米国アナウンサーが”Yuki Mania!”と叫びます。

これはどういう意味でしょうか。

英文で検索しても出て来ませんでした。

 

なお、”Mania”(メイニアと発音)は「マニア」ですが、日本では、愛好家や、趣味に没頭する人を一般的に指します。

ところが、英語においては下記が正式な意味です。

1. 過剰な熱意や欲望、強迫観念。

2. 極度の興奮や陶酔感、妄想、過活動などを特徴とする精神疾患。

 

日本語としての「マニア」はおそらく1.の意味が近く、”Yuki Mania”は2.だと思います。

精神疾患と言っておりますが、2011-12年のシーズン、ニューヨーク・ニックスで大活躍したジェレミー・リンを取り巻く現象を”Linsanity”(リンサニティ)が表現したのととても似ています。彼の苗字のLin(リン)と狂気を意味するInsanity(インサニティ)をかけていました。

筆者も、Full Court Buzzer Beater(フルコートブザービーター:コート縦断する3ポイントで決勝点になる)をリンが決めた際にアナウンサーが”Linsanity continues–!!”(「リンサニティが続くー!!」)と叫んだのをYoutubeで聞きました。

 

NBAにおいては、アナウンサーが選手に合わせた個性的なコールをするのが伝統となっており、長年ブルズのアナウンサーを務めているステイシー・キングの”Gimme the hot sauce!”「ホットソースをくれ!」なども有名だそうです。

Here’s how Stacey King coined Jimmy Butler’s iconic nickname

(”Gimme the hot sauce!”の誕生秘話が書かれています。ご興味ある方はどうぞ。)

 

ということで、”Yuki Mania!”「ユキメイニア!」河村選手がハイライトになるプレーをした際に、アナウンサーがファンに選手のために記憶に残るコール、キャッチフレーズ(またはいわゆるシグネチャーコール)として使用されているのだと思います。

 

ただ、米国で暮らし現地の学校に行ったことがある筆者としては、Kawamura(カワムーラ)が発音できないのでより近い(近いとは思えないが)Mania(メイニア)に落ち着いたのではないかと思っています・・・。