英検スコアはインフレしているのか
投稿日:2025/5/4
英検のインフレ化。
受験料が上がっている話ではありません。
英検級の価値が、前と比べて相対的に落ちているのかという話です。
もう10年以上英検指導を行っている筆者は、このことを否定できません。
筆者自身が高校時代に受けたときに比べても如実です。
当時、筆者が高校生のときは英検は英語得意な学生しか受けてない感がありました。
筆者は、英語コースに通っていましたし、学校も積極的に取得推進しておりましたので、必然的に受けておりました。
英検利用で大学受験、高校受験の優遇措置がこれだけ出来たのは、近年です。
特に大阪は、高校受験に英検利用が可能ですので、中学生はこぞって受けます。
2級から優遇措置がありますので、みんな2級取得を目指すのです。
要するに今までだったら受けなかった学生も受けて、受かっている状態です。
よって、2級取得者の母数が以前に比べて、各段に増えています。
だから何なんだ、母数が増えて何かあるのかということだと思いますが、確かに影響があります。
今は、英検2級を取得済みであっても、ある一定以上のスコアでないと考慮しない、もしくは差をつけるところが出てきております。
これは、2級の価値が相対的に落ちていること以外に理由がありません。
ぎりぎり2級受かったコと、高得点で受かったコを一緒に評価してはいけないということなのだと思います。
例えば明治大学ですと、100点満点の80点とするのは、2級合格かつCSE2.0スコア1980です。これはぎりぎり最低点合格基準です。
90点は、2級合格かつCSE2.0スコア2088です。
ただし、準1級の価値は、まだまだ高いままです。明治大学は満点を約束しています。
なお、英検のインフレ化は既にネット上で議論されていることですが、インフレが顕著だから上位級を小学校の間で取って欲しいという極端な論もあります。
こんなことはしなくて良いです。筆者が1級とったのは、44歳のときです。
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