書ける英語を書く、答えることの出来る英語を答える
投稿日:2025/7/10
多くの皆さんが勘違いしていることなのですが、英検の作文においても、面接においても感動秘話は期待されていません。
ただただ設問に答えて欲しいと思われているだけです。
面接なんて、その面接で会う面接官には人生の10分弱だけ関わるのみです。もう会うことはないでしょう。
作文なんて、採点者はそもそもあなたのことは知りません。名前さえ見ていないと思われます。
だから、普段思っていること実際に経験したことなんて関係ありません。
書ける英語を書いてください。
答えることの出来る英語を答えてください。
具体例を言いますね。
3級二次試験の第五問。
公式サイトが載せているサンプル問題には、Have you ever been to a foreign country?という質問があります。
これはYesと答えて、I have been to Singapore last year with my friends.
と答えてしまうのです。
赤字はどの国でも良いです。
ここで実際にシンガポールに行ったかなんてどうだっていいんです。
これ以上聞いてきませんから。
え?シンガポールに友達と?もっと詳しく!なんてない。
ただただ1文答えることが大事なんです。そして設問はこの1文の答えで終了です。
だからI have been --- last year with my friends.を丸暗記してしまうんです。
Have you ever been camping?だったら、Yesと答えて、I have been camping last year with my friends.と答えます。
もっと具体例を挙げます。
3級24年度第二回。ライティング(Eメール)です。
And how many people listened to your speech?という問いがありました。
人数を書かなければいけませんが、仮に多い人数だろうと思っても、大人数を書いてスペルミスするリスクを冒さないでください。
模範解答は、Thirty people listened to my speech.となっています。
Thirtyが書けなければ、書かないでください。
40は書けると思いますか?
Fourはuがありますが、Fortyはuがないんですよ!
そうでなく Tenと書くんです。Ten people listened to my speech.
10人でも十分でないですか。Tenはさすがにスペルミスはないでしょう。
別にFortyと書いてあったからと言って、感動してくれるわけではありません。
心動かされる言葉だからと言って高得点になるわけではありません。
問いに答えているか、それだけです。