英会話はAIに取って代わられる

投稿日:2024/6/13

「英会話講師の仕事はAIに取って代わられるんだろ」

今、アメリカ人の同僚とフロリダ州の顧客回りをしております。

アポ間の移動は車で同僚と二人きりなので、色んな話をします。

仕事、家族、思い出。。。日本と変わらないですね。

筆者が英会話スクールで働いていることを知っておりますので、上記のようなコメントがありました。

それはある程度Yesでありますが、同時にNoでもあります。

だったら、このリモート勤務がこれだけ一般的になり、オンライン会議が当たり前の時代に、何で我々は必死にアメリカ南部の州まで来て顧客訪問しているのか。

土砂降りの雨の中、調べた住所を頼りに目的のオフィスを探し回り、アポなしの飛び込みで、エイやと扉を開け、担当者を呼び出す(というかお願いする)緊張感。

アメリカ人の同僚が、必死に共通の話題を探るのを横目に見つつ、初対面の顧客(もしくは顧客になり得るかも知れない目の前にいる人物)が、ちょっと合気道をかじったことあるんだと言いましたら、実は自分も合気道を始めようと思っていたところなんですよ!奇遇ですね!!と話を合わせることもします。

こんなことしなくて良いなら、しませんよ。

AIがアポ取ってくれて、オンライン会議の時間も設定してくれて、ついでに議事録も取ってくれたら言うことなしです。(あ、そしたら筆者の仕事なくなりますね)

 

オンライン英会話もすごく市場として伸びましたが、同時に対面のレッスンには大きな意義があります。

言葉の機微、ニュアンス、響き、発音の長短、強調など、すべてただAIの正解を聞いていては、分かりません。

言っていることが冗談なのか、慣用句表現とってみてもその意味は何なのか、それらすべて筆者にとっては30年の経験に裏打ちされた理解がありますので、AIに負ける気持ちはありません。

(ま、アメリカ人の同僚のジョークがあまり面白くないので、筆者の代わりにAIが笑ってくれていたら助かるんですけどね)

 

そんなこんなの話をしていたら、「で、こんな事も英会話レッスンで話すんだろ。コンサル料 $50な」と言われました。

刺身が大好きと言いますので、今晩、日本食を食べに行くことになります。筆者のおごりで。