247 42 187 420 50

投稿日:2024/5/25

口語表現、もしくはスラングとして数字の羅列が何かを言い表すということがあります。

例えば、Twenty-four-seven.

数字で書くとこうです。24/7

これは24時間365日ということです。年中無休ということですね。

または「これだけ忙しく働いてる!」のように比喩的に使うこともあります。

 

Forty-two

これを聞いて何か分かる人は余程の野球マニアか博識者でしょう。

アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンが付けていた背番号 42です。現在アメリカ・カナダの全ての野球チームで永久欠番となっています。

映画にもなっています。邦題は『42 〜世界を変えた男〜』です。

 

先日、やはり同僚とスラングの話に及び、過ごした国が違えばスラングが違うのは当たり前ですが、同じ英語圏の国でも時代と地域で違うことさえも気づきました。

お互い「何それ知らない」と言い合ったのです。

 

私からはOne-eight-seven

187です。

殺人や俗語的にコロシもしくは「殺す」という脅しにも使われます。(というか使われていましたが、正しいのか)

米国カリフォルニア州の刑法において、セクション187が殺人について書かれているところから来ています。特にLAPD(ロサンゼルス市警察)の警官の間で隠語として使われていました。無線から"187 on Melrose Avenue."のような感じでガーガーとスピーカーから流れて来ていたんでしょうね。

それを一気に世間に広めたのがDr. DreとSnoop Dogg。

彼らの代表曲の一つに'Cause it's 187 on an undercover cop.という歌詞がありました。

当時90年代、彼らは西海岸を代表するGangsta Rapperの二人で、カリフォルニアで中二病まっただ中だった筆者(とその同じく中二病の同級生たち)は、特にこの時期「悪い」は「格好いい」と同義語でしたので、ことあるごとに187と口にしたのでした。

 

ところが、私の同僚は知らない。

彼に言われたのが、420。

four-twenty(4:20、4/20)は、大麻を表すスラングだそうです。

ワシントン州でおそらく2010年代の大学時代を過ごした彼にとっては、すごく一般的だったようです。2010年代にコラロド州、ワシントン州、オレ ゴン州、アラスカ州でマリファナの使用が 合法化されたことがおおいに影響していると思います。

「マリファナ = やばい」では無くなった時代と退学に直結した時代ではニュアンスが全く違います。

 

米国の同僚に、やたら警官に間違われる人間がいます。

私もそう言われたら、そうとしか見えなくなるほど、確かに米国の一般的な警官の背格好と本当に似ています。

若いときにニューヨーク・ダウンタウンの店舗マネージャーをやっていた時期があったそうで、地下鉄で通勤していたそうです。

そしたら見るからに怪しいヤツが近づいてきて "You Five-O?"とか聞くらしいです。

5-O(ファイブ・オー)で、警官、サツの意味です。

日本でも刑事ものドラマ"Hawaii Five-0"が見れますので、知っている人はいると思います。

意味として「お前、サツ?」というような感じでしょうか。

で、もちろん違うのですが(実際はスポーツ用品店の店長)、そうと言ったら何されるか分からないし、違うと言っても何されるか分からないから、いつも"You don't wanna know."(知らない方がいい)と答えていたらしいです。

 

筆者は遠い昔に中二病からは卒業し、スクールでは来る生徒にエラソーに講釈を垂れ、思春期の子供もいることから、自分がまさかジーンズずり下げてガッコー行ってたなんて誰にも言っていません。